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あと少し。 [日記]

チェルシーはスーパーカップで昨年の欧州王者・バイエルンにPKで惜敗した、
決して悲観する必要はない。
モウリーニョの戦術に賛否両論はあるが(否のほうが多いか?)、チェルシーは欧州王者をとても苦しめていた。
バルセロナの0-7とは大違いだw

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(画像: Daily Mail)

守備面に関しては素晴らしい出来だっただろう。
去年バルセロナとバイエルンを破って欧州王者に輝いたときの組織力は衰えるどころか、
若い選手、新しい選手にもしっかりと継承されている。

オスカーに関しては、モウリーニョが来てから守備意識がとても改善された。
もちろん、バイエルンのような強豪相手に守備に専念すると攻撃のほうがおろそかになってしまうが、
それでも120分間通して責任を全うしてみせた。
アザールも素晴らしかった。
チェルシーが欧州王者に輝いたときとの違いはアザールのような選手の存在だろう。
どれだけ厳しい状況でもたったひとりで状況を一変させることができる。
それはバイエルン相手でも例外ではなかった。
ラミレスが退場になり誰もが追加点を諦めたときにアザールはひとりで得点してしまった。
彼の持つポテンシャルは計り知れないということを改めて証明してみせただろう。

彼らの加入、そして成長はチェルシーを更に高いレベルへと導いてくれる。
PKを外してしまったルカクはとても運がわるかったが、彼も難しい時間帯に投入されながらもしっかりボールをキープするなど、正直トーレスよりもよい働きをみせていた。
彼ら若手の躍進と、テリーやランパード、ツェフが持つ経験をモウリーニョの監督力でうまく融合することができれば、チェルシーは再び欧州の最高峰へとたどり着くことができるだろう。

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(画像:Daily Mail)

バイエルン戦の敗北はとても不幸な結果だったが、決して悲観する必要はない。
チェルシーはあと少しのところまできている。
敵はもはやバルサではない。
レアルとバイエルンだ。
彼らに対してあと少しの差をどれだけ埋めれるか、それは今シーズンの彼らの成長にかかっている。

Problem Solved? [日記]

チェルシーは第3節を終えて2勝1分けの勝ち点7。
暫定順位は1位であり、決して悪いスタートではない。
しかし、これまでの4得点のうち、ストライカーの得点は未だ0。
中盤が充実しすぎているだけに、ストライカーの問題点が再び浮き彫りとなってしまった。
そんな問題も今回の電撃移籍で解決する可能性がある。
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(画像:Daily Mail)

32歳のサミュエル・エトーが£7millionという本日中にも格安なオファーを受け入れることが濃厚だ。
ロシアのリッチクラブ・アンジでは世界最高額の給与を受け取っていたエトーだが、モウリーニョという人物の前では大幅な給与カットも全く問題がないのだろう。
それほど、モウリーニョは魅力的な監督ということなのだろう。

エトーの移籍を受けると同時に、ウェイン・ルーニーの移籍の可能性は完全消滅したことになる。
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(画像;Daily Mail)
ルーニーが大好きな僕としてはとても残念で仕方がないが、受け入れるしかなかろう。
ユナイテッドでの彼の健闘を祈りたい。

さて、話をチェルシーのストライカー事情に戻すと、エトーの到来はチェルシーの得点力を大幅に増大させる可能性が大きい。
昨シーズンにUEFAカップのニューカッスル vs アンジの試合を観戦した際に生でエトーのプレーを見たが、彼のキープ力やシュート力は未だ世界トップレベルだ。
また、それらは今シーズン中盤の選手の能力を最大限に引き出すためにストライカーに必要な要素でもある。
おそらく、現在のメンバーではルカクしかその資質を兼ね備えていないのだが、エトーの加入によりチェルシーは自信をもって長いシーズンに挑むことができそうだ。
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(画像;Daily Mail)

しかし、それは同時にストライカーの誰かの放出を意味する。
おそらくニューカッスルとのコンタクトが噂されているデンバ・バとなることが濃厚だ。
彼は昨シーズントーレスよりも数倍いい仕事をしたと僕は評価しているのだが、CLでの躍進を視野にいれると、彼では正直やはり物足りないと言わざるを得ない。
短期視点で彼を獲得したチェルシーフロントに問題はあるのだが、彼には大変申し訳ないと言わざるを得ない。
しかし、彼のユナイテッド戦でのゴールはチェルシーファンの胸に深く刻まれた。

まだ移籍が決まった訳ではないが、彼の更なる活躍を期待したい。

「つまらない」モウリーニョ・マインド [日記]

第三節にしてチェルシーはオールド・トラフォードへとやってきた。
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(画像:Daily Mail)

シーズンをトップで終えるにはトップ4相手には着実に勝ち点を収めないといけない。
欲を言えば3ポイントを奪いたい。
しかし、モウリーニョの闘い方は明らかにドロー狙いの戦い方だった。
多くの観衆はその闘いぶりや人選などすべてにおいて「つまらない」と感じただろう。

僕も「つまらない」と感じたことは否定できないが、少し違う見方をしている。
以下がその理由だ。

シーズン開始直後の黒星はタイトル奪還へ向けて大きな精神的ダメージとプレッシャーを与える。
一方、たとえつまらないと揶揄されても、無敗でシーズンを闘い抜くうちにそれが大きな自信へとなり、好循環をうむ可能性が高い。サッカーはメンタルスポーツだからなおさらだ。
モウリーニョは本気で"the Invincibles"を狙っているのではないか。
そのために、敢えて90分通して守備的に挑んだのではないか。
「つまらない」は"the Invincibles"になるための手段であるのだ。
僕はそう信じたい。

そうは言ったものの、まだ不可解な点が残る。
後半15分までの60分間を無失点で抑え、残りの30分で勝負を賭けるという戦い方はスタメンから想像できた。ベンチにいてデ・ブライネに交代して出場するのはトーレスとルカクの2選手だったが、僕はルカクの途中交代に疑い余地を抱かなかった。
どうかんがえてもルカクだった。
しかし、モウリーニョはトーレスを選んだ。
簡単に予想できる通り、トーレスはチャンスを作るどころか、簡単なミスを連発し、個人プレーでチャンスを潰し、仕上げに後ろからのタックルでイエローカードの警告を受ける始末だ。30分間の出場にしては「上出来」すぎるだろう。
結果論だから仕方がないが、ルカクならチェルシーが得点する可能性は大きく増していただろう。
また、モウリーニョへの疑問がひとつ増えてしまった。

ユナイテッド戦を迎えるにあたって、注目されていたのはやはりルーニー。
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(画像:Daily Mail)

第一節では途中出場にも関わらず2得点に絡む活躍をみせ、改めて存在感を示してみせた。
またルーニーのチェルシー移籍の可能性が低くなるなか、モイーズはチェルシー戦でルーニーを先発させた。モイーズの明らかなチェルシーに対する警告だろう。もうルーニーは今シーズンはダメだ。
エトーという話が出て来ているくらいだから、もう可能性はゼロに近いだろう。
そんなルーニーは相変わらず素晴らしいパフォーマンスでまた再びファンとチームのハートを掴んだ。
攻守に90分に渡ってあれだけの貢献度を示せる選手は世界に数少ない。
チェルシーは大きな獲物を逃してしまった....。

全体としてユナイテッド相手にほぼ完璧な守備を披露したチェルシー。
しかし、クリーンシートには少しの運も必要だったようだ。
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(画像:Daily Mail)

この画像は明らかにランパードのハンドを示している。
試合開始直後から微妙なジャッジを下していたマーティン・アトキントンだったが、このシーンばかりはチェルシーは彼の微妙なジャッジに救われたとしか言いようがない。

とはいえ、勝ち点1はしっかり奪えたことは好材料だろう。
しかし、今夜改めて判明したことは、トーレスではシーズンは闘えないということ。
エトーを獲得するのか、もしその場合に放出されるストライカーはトーレスなのか、デンバ・バなのか。
スパーズ移籍間近のウィリアンを£30millionで奪ってみせたチェルシーだが、あと5日ほど移籍マーケットはオープンしているが、今週一杯はチェルシーに動きがありそうだ。





モウリーニョがわからない。 [日記]

他チームにさきがけてチェルシーは早くもホーム2戦目に突入。
相手は昨シーズン8-0で大勝したヴィラだったが、モウリーニョ率いるチェルシーはベンテケのワンマンショーとヴィラの組織的な守備に2-1という予想外の苦戦を強いられた。
結果的に後半の選手交代で流れを大きく変えてしまう当たりはさすがのモウリーニョだが、僕は彼が何を考えているのかまったく読む事ができない。
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(画像:Daily Mail)

解説者も驚かせたのは、先発メンバーだった。
デ・ブライネ→マタ、トーレス→デンバ・バという2選手を除いては全て同じメンバーを揃えてきた。
特に、ボランチのポジションに選手を揃えているのに加え、おじさんランパードを前節でフル出場させたにも関わらず、ファン・ヒンケルを交代で、しかも2試合連続でボランチのランパードとラミレスとの交代ではなかったことはとても予想外だった。

そんな先発メンバーで挑んだが、デンバ・バとマタの戦術へのフィットだ。
チェルシーがシュールレとルカク投入まで苦しんだのは、彼らのボールの受け方が大きく影響しているように思えた。
デンバ・バに関しては、スペースに流れてボールを受けるシーンが少なくヴィラディフェンスにとっては裏をケアしなくてもよいとても守りやすい相手となってしまっていた。
同様に、マタもヴィラのプレッシャーに対して少し引いた位置でボールを受けるシーンが多かった。
そうなると、アザールとオスカーへの負担が大きくなるだけでなく、彼らがボールを受ける時に背負う人数が非常に多く、思うようなパフォーマンスを披露できずに疲労だけが蓄積される非常に嫌な闘いぶりだった。
そんな流れだとサッカーというスポーツはひたすらうまくいかないもの。
各々のミスが目立ち、チェルシーが優勝候補だということすら疑わしいレベルのサッカーになってしまった。

そんな戦い方を選手交代でしっかりとすぐに修正してみせるのがモウリーニョ。
シュールレとルカク投入が攻撃の幅を広げ、良いチェルシーへと戻してみせた。
この二人が投入された直後に裏への果敢な飛び出しが増えたことは、パスのオプションを増やし、ヴィラの強いプレッシャーを拡散することに成功していた。

勝てたからよかったものの、いくつか疑問が残ってしまう試合だった。
僕が理解できないのは、
①なぜ2試合連続でファン・ヒンケルとルカクを先発させなかったのか
②なぜユナイテッド戦を月曜に控えているにも関わらず4バックのローテーションを行わなかったのか
の二点だ。

①に関して僕が考えていたのは、もしかするとモウリーニョはユナイテッド戦までの2試合をプレ・シーズン的な見方で選手を試していたのではないか、ということ。
だから、シーズンを闘う上でチームの中心になるであろうルカクとファン・ヒンケルを起用しなかった。
でも例えそうだとすると、なぜアスピリクエタやエッシェンやミケルを起用しなかったのか、となる。
筋が通らないのだ。

②に関しては①と共通する部分がある。
ケーヒルとテリーのどちらかを休ませイヴァノビッチをセンターにもってきて違うパターンのセンターバックを確認しながら、アスピリクエタの出場機会を設けるというローテーションがおそらく月曜のユナイテッド戦を考慮するならば最も合理的な戦い方だったと僕は考えていた。
しかし、興奮したイヴァノビッチがベンテケとのやりあいでもう一枚のイエローで退場するかもしれないという状況下でもディフェンスラインを代えなかったモウリーニョの目的は何なのだろう。

僕は今のモウリーニョがまったく読めない。
彼がどのような動機でこのような選考を行ったのか、時が経てば分かるようになるのだろうか。
彼にはカリスマ性がありすぎる。
僕のような庶民では天性の勝負師の思考回路など理解できないのが当然なんだろうか。
そんなことを考えながら、次のユナイテッド戦のメンバーを僕は楽しみにしたいとおもう。

モウリーニョは走らせる。 [日記]

チェルシーは前評判通りハル・シティに開幕戦で快勝してみせた。
モウリーニョの復帰をファンは祝い、タイトル奪還に胸を高鳴らせる。
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(画像:Daily Mail)

ただ、数多く放ったシュート数に比べて決めたゴールは2点のみ。
決して幸先の良いスタートを切ったとは言えない開幕戦を評価してみたい。


反省すべき点は守備面だ。
モウリーニョがチェルシーの選手に課した守備のレベルはとてつもなく高い。
また、相当量の体力を要する戦術でもあるはずだ。
それは前半と後半の闘い方に明確に表れていた。
前半は完璧に近い守備の出来。
中盤の5人がとても組織された守備を披露し、センターバックのテリーとケーヒルにほとんど仕事をさせなかった。
また、よい守備から産まれる流動的な攻撃も評価できるだろう。
しかし、後半はハルの交代もあり大きくハル側に流れが向いてしまう時間帯が多すぎた。
明らかに体力の消耗と、2点リードという油断がもたらした結果だった。
完璧な守備を90分持続するためには、組織力ももちろんだが体力も必要だ。
組織力は確実に成長しているが、おじさんランパードと守備が得意ではないアザールが入ると90分組織的な守備を持続するのは難しいのだろうか。
それとも、ただ単にホーム戦で前半で2点のリード、しかも相手がハル・シティだからという油断がもたらした結果であり、指摘されがちなおじさんたちの体力は関係ないのだろうか。
それは、シーズンが進むにつれて考えたいところだが、チェルシーは守備面での成長が必要あることは間違いないだろう。

逆に攻撃面は評価すべき点は多いだろう。
後半は守備と動揺に低調だったが、前半のチェルシーの攻撃は若さがもたらす勢いとおじさんたちがもたらす安定性が抜群に噛み合い、素晴らしい攻撃を披露してくれた。
一点目のオスカーのゴールはその典型だろう。
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(画像:Daily Mail)

パスでの崩し、ミドル・シュート、クロス、個人技、フリーキックなど、多様な攻撃パターンをバランスよく展開されては、守備的に入ったハルの守備陣も止めようがなかった。
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(画像:Daily Mail)

相手に守備的な闘い方をされたときの攻撃面での打開がチェルシーの一つの課題であるが、それはどうやら問題なく克服できそうだ。
おもしろかったのが、コーナーキックのパターンの増加だ。
ゴールライン際に数人が並び、デ・ブライネが直接狙うかのようなキックを見せていた。
そんなゴールも観れたらとてもエンターテイニングなんだけどなぁ。
そんなゴールはもう少し待ってみよう。

モウリーニョの復帰、そして若手の躍進により未知数な可能性を秘める今シーズンのチェルシー。
だが、ハードなスケジューリングの中でコンスタントによいパフォーマンスを披露するのは難易な技だ。水曜のヴィラ戦では多少のメンバーチェンジは必至だが、しっかりと結果を残せる力は備えている。一つ一つしっかりと結果を残し、ライバルからトロフィーを奪還してもらいたい。


今シーズンのルーニー移籍はお預けか。 [日記]

プレミアリーグの新シーズンが開幕。
王者ユナイテッドはアウェーで快勝を収めたが、そんなことはどうでもよいw。
気になるのはルーニーの移籍騒動の行方のみだ。
結果は移籍マーケットがクローズする8月31日を待たなければわからないのだが、ルーニーの今夏の移籍の可能性はとてつもなく少なくなったようだ。
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(画像:Daily Mail)

シーズン再開の前日にユナイテッドのファースト・チームのトレーニングに復帰したルーニーは、当初の移籍願望は諦め、ユナイテッドでのキャリアに改めて集中し始めたようだ。
今日の試合でも後半15分からギグスに代わり出場を果たすと、2ゴールに絡む活躍で十分に存在感を示した。
しかし、一度発生したチームとの軋轢を縮めるのはそう簡単なことではないだろう。
ゴール直後の様子がルーニーとチームメートとの間との溝を如実に表している。
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(画像:Daily Mail)

ルーニーのチェルシー移籍の可能性が大きく減少したことにより、ひょっとするとチェルシーはシーズン通しての攻撃の安定性を確保できないかもしれない。
それほどルーニーに対する期待は大きかったのだけれども。

来年にはルーニーも29歳。
いい歳になるにつれて、彼のマーケットヴァリューも減少してしまう。
だが、デビュー当初のルーニーを彷彿させる逸材がまた登場した。
エヴァートンのロス・バークリーである。
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(画像:Daily Mail)

ポジションはオフェンシブな中盤であるが、ピッチ全体で存在感を示し、攻撃に勢いとリズムをもたらすだけでなく、守備においても献身的に貢献する。ボールを失いそうになれば、必死に追いかける。
デビュー戦で豪快なミドルシュートを決めた積極性とシュートの精度や威力も既にトップクラスだ。サッカーにおいて、必要な要素を全て兼ね備えた19歳は間違いなく数年後にビッグクラブへの移籍を決断するだろう。
その機会をチェルシーは逃さなければ、将来的にではあるが、チェルシーはルーニー獲得失敗の穴を埋めるどころかそれ以上の価値を得ることができるかもしれない。
エヴァートンなんて興味はないが、バークリーを観るためだけにたまにみてみようか。

さて、チェルシーに戻ろう。
ルーニーを獲得できない可能性が高いチェルシーは如何にして攻撃の安定性を維持するのか。
明日のハル・シティ戦は必ずと言っていいほどチェルシーは前評判通りの強さを発揮するだろう。
問題はその強さをシーズン通してどれだけ維持できるかだ。
アーセナルの"the Invincibles"以来の無敗優勝を成し遂げるためにも、モウリーニョの卓越されたマネジメント力に期待したい。


タイトル奪還に死角なし。 [日記]

プレシーズンもローマ戦で最終戦を迎えた。
スタメンの座を勝ち取るための最後の機会だったが、アピールできた選手とできなかった選手とは明暗が分かれたようだ。
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(画像:Daily Mail)

前半のメンバーはモウリーニョ構想ではおそらく1.5軍的なチームだった。
開幕戦でのスタメン奪還のために意地を見せてみろ、とのモウリーニョからの指令だったかのように。
しかし、結果は低調なパフォーマンスに終始していた。
最もアピールできなかったのはシュウォーツァー。
致命的なボールコントロールミスからの失点により、ツェフの安定感との差を自らのミスで広げてしまった。
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(画像:Daily Mail)

また、おそらく怪我や代表戦でマタの開幕スタートが難しいことから、1.5列目の3枠の選手にとってはアピールする絶好の機会だったが、どの選手も思うようなパフォーマンスができなかったようだ。
トップ下に入ったデ・ブライネにはトーレス、シュールレ、モーゼズの3選手をどのように操るのか期待が高かったが、1~2シーンを除いては鮮やかな連携のない単発がほとんどであった。
シュールレもフリーキックやコーナーキックの精度の高さはアピールできたが、流れのなかでの活躍にはもう少し時間が必要なのかと感じさせるプレーに留まっていた。
となると、マタのポジションで開幕スタメンの座を勝ち取るのはモーゼズだ。
ローマ戦では及第点の活躍だったが、これまでのプレシーズンでしっかりと攻守において存在感を発揮してきたことがモウリーニョに評価されるだろう。
また、モーゼズは今シーズンの成長が大きく期待できる。
その期待を込めた意味でも、モーゼズのスタメンが有力なのではないだろうか。
もちろん、言うまでもなく他の2枠はコンスタントに結果を出し続けるアザールとオスカーだ。
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(画像:Daily Mail)


ボランチの2枠の争いも壮絶だ。
これまでのプレシーズンの流れからすると、ファン・ヒンケルとラミレスが最有力だ。
しかし、ランパード、エッシェン、ミケルもその2枠を狙い猛烈アピール。
後半からの出場だったランパードに関しては、前半の悪い流れを振り払うかのように幾度もミドルレンジからゴールを狙い、交代からたった15分で一点を返してしまうという、後半のチェルシーのファイトバックには不可欠な活躍だった。
今シーズンは昨シーズンよりも出場機会が少なくなるだろうが、それでも若いチームが行き詰まったときにはローマ戦のように流れを引き寄せるプレーを十分に期待できるだろう。
スコールズ的な役割をランパードには期待したい。


さて、全てのプレシーズンマッチを終了し開幕を来週に控えたチェルシー。
選手の怪我などを改めて考慮すると、こんなスタメンメンバーになるのではないだろうか。

          ツェフ

イヴァノビッチ ケーヒル テリー アシュリー・コール

     ラミレス  ファン・ヒンケル
    (ランパード)

  モーゼズ   オスカー   アザール

          ルカク

特にルカクにはシーズン20点以上、アザールには15点以上を期待したい。
彼らが今シーズンのチェルシー躍動の原動力となることは間違いない。
もはや、タイトル奪還に向けて死角なし。
シーズン全体を通してコンスタントに好調を維持することが最大の課題だ。



レアルが与えてくれた課題 [日記]

チェルシー復帰後約2ヶ月しか経過していないモウリーニョに早くも古巣との対戦機会が巡って来た。
プライドが人一倍高いモウリーニョにとっては絶対に負けられない一戦.....だった。
しかし、結果としてチェルシーの実力の現状把握のみならず、今後のCL優勝を見据えた戦術面の課題など、多くの収穫があった試合だったのではないだろうか。
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(画像:Chelseafc.com)

レアルが明らかにしてくれたチェルシーの課題は大きく3点だろう。

まずは守備力の限界
レアル戦までのプレシーズンではこれほど守備を崩されたことはなかった。
それはおそらく現在のインテルやミランと言えども、彼らはもはやCLを決勝まで闘い抜く実力と経験が備わっていないからだろう。
しかし、レアルは違った。
一点目のようなちょっとしたマークの受け渡しミス、二点目の原因となったゴール前での疎かなファール、三点目のような二列目からの飛び出しに対する守り方。
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(画像;Daily Mail)
これらの少しのミスが積み重なるだけで3失点にも繋がってしまうのは、やはりレアルが今年もCLの優勝候補の筆頭として挙げられる所以だろう。
イヴァノビッチ、ケーヒル、テリー、アシュリー・コールという経験豊富な4人を揃えた守備陣でこの結果なのだから、チェルシーはチームとしての守備でレベルアップしなければ、頑張ってもCL準決勝で敗退する運命だろう。
しかし、この弱点を発見できたのはモウリーニョにとっては大きな収穫だったはずだ。

次は、個人技の限界だ。
チェルシーは個人技が多彩な選手を前線に揃えている。
アザール、マタ、オスカーはその代表格だろう。
彼らの前に高さのあるルカクやトーレスがストライカーとして構えて攻撃を展開するのが最近のチェルシーの典型的な攻撃スタイルだ。
しかし、レアル戦ではこれがまったく通用しなかった。
アザールやオスカーは組織的なレアルの守備を相手に思うような個人技を発揮できず、打開策を見つけれずにいた。
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(画像:Daily Mail)

個人技がダメならストライカーの高さを....と思っても、ルカクはペペとセルヒオ・ラモスという二人の前に為す術がなく、トーレスはもはや高さでは勝負するタイプではないし、しようともしていない。
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(画像:Daily Mail)

要するに、チェルシー自慢の攻撃陣が実力の限界を突きつけられたということだ。
レアルのロナウドのような一本のシュートで状況を打開できるレベルにいる選手はチェルシーにはいない。逆にそこで勝負してはダメだ。チェルシーはパスワークで勝負しなければならない。
そういう点では、ラミレスの得点はモウリーニョにとっては好材料だったのではないだろうか。
ワンタッチ、ツータッチでのパスを中盤で4-5本通したあとにリズムを変えて一気にゴール前まで持っていく、という得点スタイルは最近のチェルシーにはなかなかみられなかった。
このような機会を増やすことができれば、チェルシーの攻撃の幅が更に広がりCLでも躍進が期待できるのではないだろうか。

最後はチームとしての経験値の不足だ。
これを感じさせたのはパスミスと一点目にも挙げた連携ミスの多さだ。
パスミスに関しては本当に簡単なショートパスでのミスから、相手のカウンターに繋がってしまうようなミスまで様々だった。
これらはレアルのような相手に対して闘い方を模索するにあたってお互いのビジョンが共有できていないからだと思うのだが、CL優勝を目指すのであればこの点はできるだけ早い段階で修正したい。
ゲーム数を重ねればある程度は修正できるはずだが、レアルやバルサやバイエルンを迎え撃つに当たっては、ある程度ではなくほぼ完璧なチームワークが求められる。
そこはもはや個人個人の技量の問題というよりも組織の方向性の問題なので、モウリーニョの手腕が期待されるところだ。


以上、簡単に僕が分析できる範囲でチェルシーの現状の課題を挙げてみたのだが、親善試合レベルだとは言え、レアルと今の段階で試合できたのは本当によかった。
選手自身もその機会を最大限に活かそうとする気迫がプレーに感じられた。
あと10日程に迫ったシーズン開幕だが、この敗戦をバネにして開幕から連勝記録を伸ばしてもらいたい!

激化するスタメン争い。 [日記]

ミラン相手でも無失点で快勝してみせたチェルシー。
約2週間後に迫るプレミアリーグ開幕に向けて、相手はもはやミランではなくチーム内のライバルだ。
特に守備陣に関しては個々が身体を張った猛烈アピールで先発の座を狙っていた。
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(画像:Daily Mail)

先日のブログでも記述した通り、攻撃面では若さが勢いをもたらし、守備面では成熟さが落ち着きと安定感をもたらす。
今のチェルシーはとても強いが、問題はこの状態をシーズン通してどれだけ維持できるかだ。
しかし、この熾烈なポジション争いをみていると、それも大丈夫な気がしてこなくはないw

特におもしろいのは攻撃1.5列目の3枠だ。
この3枠を争うのは、主にマタ、アザール、オスカー、モーゼズ、シュールレ、デ・ブライネの6人だろう。そして、やはり優位なのはマタ、アザール、オスカーの3人だ。
アザールとオスカーは昨シーズンよりも周りとの連携が見違えるほど良い。
個人技とダイレクトパスを巧く使い分けながらチェルシーの攻撃のリズムを司る。
ミラン戦の一点目もアザールからデ・ブライネへの決定的なスルーパスがあった。
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(画像:Daily Mail)

マタも素晴らしいボールタッチから繰り出される正確なパスは何度もチェルシーを救ってきた。
今シーズンもその例外ではないだろう。
モウリーニョの構想から外されるという噂もあるが、間違いなくマタの力は必要である。

モーゼズに関しては先日のブログで記述した通り、今シーズンとてものびるかもしれない。
未知数なのはシュールレとデ・ブライネ。
二選手とも凄いポテンシャルを秘めた選手には違いない。
しかし、プレミアリーグのファースト・シーズンということで順応までに少し時間がかかってしまうのかなぁという印象をプレシーズンからは受けてしまう。
しかし、二人ともミラン相手に得点できたことから、経験を自信に変えてもらいたい。


ストライカー争いもおもしろい。
モウリーニョがおそらくレアル戦を見越してルカクを数分しか起用しなかったことで、デンバ・バとトーレスが長い出場機会を得た。
しかし、そのパフォーマンスは対象的だったかもしれない。
デンバ・バはポストプレーやサイドへ流れるプレーなど、アザールとオスカーを活かす動きをみせてくれた。汚い仕事だけどそれをしっかりとこなす態度と姿勢を持っている。観ていてとても感心した。
一方のトーレスは調子があまり上がってきていないのかもしれない。
もちろんドリブルの積極性や守備での貢献は評価されるべきなのだが、決定機の創出という点ではやはりルカクとデンバ・バに劣ってしまう。
加えて、チェルシーがルーニーへのオファーを延長したことから、トーレスにはもはや移籍の道を歩む以外残されていないのかもしれない。


各ポジション争いが極めて激しい中で、モウリーニョの嗜好も見えて来た。
先発の頻度、交代のタイミング、評価などを考慮すると、開幕のスタメンが少し予想できる。

        ツェフ

イヴァノビッチ ケーヒル テリー A・コール

    ラミレス ファン・ヒンケル

  マタ   オスカー  アザール
  
        ルカク

実際どうなるかは開幕を迎えないとわからないが、間違いなく彼らが来季の中心メンバーだ。
二日後のレアル戦もおそらく同様のスタメンに近いメンバーが選ばれるだろう。
さて、イタリア勢には予想以上の結果を残したがこれがレアル相手に通用するのか。
モウリーニョが知り尽くす古巣相手にどのような戦術をとるのかに注目したい。

ルーニー獲得に向けて本気モード。 [日記]

モウリーニョが今夏の移籍市場で欲しいひとはもうルーニーのみ。
ルーニー移籍に関していろんな憶測が飛び交う中、チェルシーがルーニー獲得に向けて本気モードになった。
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(画像:Daily Mail)

明日(8月5日)のプレシーズン戦でルーニーが復帰するという報道を読み、ルーニーのチェルシー移籍が座礁するのかと思った。
しかし、その直後のチェルシーのルーニーに対する移籍金増加の報道。
しかも、約£40millionという27歳のストライカーには破格の額だ。
ルーニーにとっては、これ以上の評価は望めないだろう。
新監督デイビッド・モイーズにファン・ペルシーの交代要員としての役割を伝えられ、レギュラーとしての活躍機会を求めるルーニーにとっては完璧なオファーだ。
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(画像:Daily Mail)

そんななか、Daily Mail紙はルーニーが今週にも移籍の要請をユナイテッド側に申し出るのではとの報道もある。
チェルシーがルーニー獲得に本腰を入れ始めたなか、ルーニーもその評価と期待に応えてくれるのか。
今週はチェルシーにとっても、ユナイテッドにとってもとても重要な一週間となるかもしれない。
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