闘いはまだ終わっていない。 [日記]

まずはタイトルひとつ獲得。
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(画像:Daily Mail)

優勝トロフィーをテリーとランパードが掲げる姿はとても感動的だった。
どちらか一方が欠けてもこの悲惨なシーズンから抜け出し、FAカップを掲げることはできなかっただろう。なにせ、AVB体制のチェルシーはホームでチャンピオンシップのバーミンガム相手に引き分けるほど、損傷が激しいチームだったのだから。
その点、テリーとランパードがともにFAカップトロフィーを持ち上げているシーンはAVBに対して、テリーとランパードのふたりともが中心にいてこそ、今のチェルシーがあることを改めて思い知らしめることを暗示していたのかもしれない。
それにしても、プレミアリーグ4位以内が究極に困難となってしまった状況下で、とりあえずFAカップを穫れたことはチェルシーの選手とサポーターを一安心させたに違いない。

しかし、この悲惨なシーズンから抜け出せたわけではない。
なぜなら、チェルシーにはCL出場権が絶対条件だからだ。
ヨーロッパリーグでは意味がない。CLでないとダメなのだ。
そして、プレミアリーグ4位圏内が困難な今、「CL優勝」、それしか可能性はないのだ。

CL優勝のためには、昨日の守備ではまずすぎる。
2点目を奪ったあと、キャロルを投入されたあとのチェルシーは流れも勢いもすべてリバプールに奪われてしまっていた。キャロルの幻の2点目がもし入っていたのなら、非常にまずい状況になっていたに違いない。
そのキャロルのような、というよりもキャロルよりも更に強力なゴメスという絶対的な選手がバイエルンには存在する。
そして、サイドにはロッベンとリベリー。
中盤には、クロース、シュバインシュタイガーなど。
システムと攻め方は、キャロル投入後のリバプールととても類似しているかもしれない。
それを90分間無失点で乗り切ることは、チェルシーの怪我人続出ディフェンス陣には少し無理のあるタスクであるだろう。

特に、ボシングワはもうチェルシーの弱点でしかない。
この失点シーンをみてほしい。

ボシングワは集中力に問題のある選手だ。
それがこのシーンでは顕著に表れている。
まず、①相手がスライディングしてきているにも関わらず安易なクリアでピンチを引き起こす。
そして、②自らが招いたシーンにも関わらず、そのあとずっと歩いて傍観している。
これはテリー、イヴァノビッチ、アシュリー・コールが献身的な守備をみせているにも関わらず、彼らの努力を台無しにするに等しいプレーだ。それに加えて、攻撃面でもクロスもほとんどいいクロスは上がらない。彼はファイティングスピリットに欠けている。
彼が決勝でどれだけロッベンを苦しませることができるかにチェルシーの勝敗はかかっているのかもしれない。

そんな「爆弾」を抱えながらバイエルンのホームで試合をしないといけない訳だから、チェルシーにとってはかなり厳しい闘いとなることに違いない。
しかし、その困難を乗り越えなければ、FAカップをとったとしてもチェルシーの今シーズンは悲惨なものになってしまうのだ。

FAカップ獲得は本当にめでたい。
しかし、今のチェルシーに浮かれているヒマはない。
FAカップ優勝は通過点でしかない。CLを穫らなければ意味が無いのだ。
まだ本当の闘いは終わっていない。
決戦は5/19。その日まで、最後まで全力で闘い抜いてくれ。
そして、再びテリーとランパードがCLのカップを掲げる姿をみせてくれ。
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