必要なのは新しい監督ではなく、新しいリーダーだ。 [日記]
CLでユーベ相手に0-3という完敗。
引き分け狙いという意図が見え隠れする先発で挑み少なからず決定機を得るも、明らかに試合を終始コントロールしていたのはユーベだった。両チームの間には完全な力の差があった。
(画像:Daily Mail)
チェルシーとユーベのチーム力はそう変わらないはず。
正直監督の手腕もそう大した差はない。
でも僕の目には明らかにチェルシーとユーベとの違いが見えた。
それはピッチ上のリーダーシップ。
チェルシーは長年チームを様々な意味で率いてきたリーダーのテリーとランパードを怪我で欠くなか、最近の先発メンバーは比較的若い選手ばかりが並んでいた。アザール、オスカー、マタ、ラミレス、ケーヒルなど、軸となりかなり技術の高い選手も揃っている。ただ、彼らはリーダーではない。リーダーがいないチームは波にのっているときはとても輝いているが、一度リズムが崩れてしまうと精神的支柱なしでは立て直しにはとても時間がかかり、内紛となってしまうこともある。
チェルシーにはまだ内紛はなさそうなので末期ではない。
比べてユベンドスはといえば、相変わらずピルロが真ん中にいることでとても安定した戦いぶりを見せていた。ディフェンスラインもしっかりコントロールされていて、個々の能力の高さはもちろん、チームとしてもヨーロッパ随一の組織力を誇っているのではないかとおもう。
ピルロがチーム全体に与える落ち着き、影響力。
それこそがチェルシーに欠けているものだった。
思い返せば、昨シーズンのCL準決勝のバルサ戦、テリーが退場した後もチームをしっかりコントロールし、ラミレスのアシストを記録したランパードの姿が頭に思い浮かぶ。
バルサという最強の相手を目の前に、しかもアウェーで前半のうちにキャプテンを欠きつつも、延長の末に勝利を手にした、あの組織されたチェルシーは今はない。
中盤のスペースは簡単に相手に利用され放題。
ディフェンスも相手ストライカーに簡単にターンを許して失点しても誰も激怒しない。
そして攻めて得点を取ろうとして、カウンターで駄目押しの3点目を奪われてしまう。
今のチェルシーは正直決勝トーナメントに進むに値しない。
テリー、ランパードを欠いた今、新しいリーダーを作り出さない限り、チェルシーはこの状況から脱することはかなり厳しいだろう。
だから、「新しい監督を!」という決まり文句は今回はどうか封印してほしい。
もう各メディアはグアルディオラだとか、ベニテスだとか名前を出し放題。
これもしょうがない。それがチェルシーの最近数年間の歴史なのだから。
(画像:Daily Mail、新監督候補グアルディオラ)
(画像:Daily Mail、新監督候補ベニテス)
しかし、監督が変われば本当にすべての問題が解決するのだろうか。
ストライカーに問題はなかったのか。
ディフェンス陣のチェックの甘さは?
攻守の切り替えやボール際の強さなど、選手にも責任はあるはず。
別にディ・マッテオの戦術やチーム方針を擁護するわけではないが、根本的な問題、つまり新しいリーダーシップの発掘を解決しない限り、監督交代はただの資金の無駄遣いでしかない。
今こそ、チェルシーが変わらなければならないときだ。
お金で解決するのではなく、しっかりチームとしてこの危機を乗り越えなければならない。
週末のシティ戦は、かなり危機的状況ながらも、その危機を乗り越えるとてもいい機会となるかもしれない。
引き分け狙いという意図が見え隠れする先発で挑み少なからず決定機を得るも、明らかに試合を終始コントロールしていたのはユーベだった。両チームの間には完全な力の差があった。
(画像:Daily Mail)
チェルシーとユーベのチーム力はそう変わらないはず。
正直監督の手腕もそう大した差はない。
でも僕の目には明らかにチェルシーとユーベとの違いが見えた。
それはピッチ上のリーダーシップ。
チェルシーは長年チームを様々な意味で率いてきたリーダーのテリーとランパードを怪我で欠くなか、最近の先発メンバーは比較的若い選手ばかりが並んでいた。アザール、オスカー、マタ、ラミレス、ケーヒルなど、軸となりかなり技術の高い選手も揃っている。ただ、彼らはリーダーではない。リーダーがいないチームは波にのっているときはとても輝いているが、一度リズムが崩れてしまうと精神的支柱なしでは立て直しにはとても時間がかかり、内紛となってしまうこともある。
チェルシーにはまだ内紛はなさそうなので末期ではない。
比べてユベンドスはといえば、相変わらずピルロが真ん中にいることでとても安定した戦いぶりを見せていた。ディフェンスラインもしっかりコントロールされていて、個々の能力の高さはもちろん、チームとしてもヨーロッパ随一の組織力を誇っているのではないかとおもう。
ピルロがチーム全体に与える落ち着き、影響力。
それこそがチェルシーに欠けているものだった。
思い返せば、昨シーズンのCL準決勝のバルサ戦、テリーが退場した後もチームをしっかりコントロールし、ラミレスのアシストを記録したランパードの姿が頭に思い浮かぶ。
バルサという最強の相手を目の前に、しかもアウェーで前半のうちにキャプテンを欠きつつも、延長の末に勝利を手にした、あの組織されたチェルシーは今はない。
中盤のスペースは簡単に相手に利用され放題。
ディフェンスも相手ストライカーに簡単にターンを許して失点しても誰も激怒しない。
そして攻めて得点を取ろうとして、カウンターで駄目押しの3点目を奪われてしまう。
今のチェルシーは正直決勝トーナメントに進むに値しない。
テリー、ランパードを欠いた今、新しいリーダーを作り出さない限り、チェルシーはこの状況から脱することはかなり厳しいだろう。
だから、「新しい監督を!」という決まり文句は今回はどうか封印してほしい。
もう各メディアはグアルディオラだとか、ベニテスだとか名前を出し放題。
これもしょうがない。それがチェルシーの最近数年間の歴史なのだから。
(画像:Daily Mail、新監督候補グアルディオラ)
(画像:Daily Mail、新監督候補ベニテス)
しかし、監督が変われば本当にすべての問題が解決するのだろうか。
ストライカーに問題はなかったのか。
ディフェンス陣のチェックの甘さは?
攻守の切り替えやボール際の強さなど、選手にも責任はあるはず。
別にディ・マッテオの戦術やチーム方針を擁護するわけではないが、根本的な問題、つまり新しいリーダーシップの発掘を解決しない限り、監督交代はただの資金の無駄遣いでしかない。
今こそ、チェルシーが変わらなければならないときだ。
お金で解決するのではなく、しっかりチームとしてこの危機を乗り越えなければならない。
週末のシティ戦は、かなり危機的状況ながらも、その危機を乗り越えるとてもいい機会となるかもしれない。
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