「つまらない」モウリーニョ・マインド [日記]

第三節にしてチェルシーはオールド・トラフォードへとやってきた。
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(画像:Daily Mail)

シーズンをトップで終えるにはトップ4相手には着実に勝ち点を収めないといけない。
欲を言えば3ポイントを奪いたい。
しかし、モウリーニョの闘い方は明らかにドロー狙いの戦い方だった。
多くの観衆はその闘いぶりや人選などすべてにおいて「つまらない」と感じただろう。

僕も「つまらない」と感じたことは否定できないが、少し違う見方をしている。
以下がその理由だ。

シーズン開始直後の黒星はタイトル奪還へ向けて大きな精神的ダメージとプレッシャーを与える。
一方、たとえつまらないと揶揄されても、無敗でシーズンを闘い抜くうちにそれが大きな自信へとなり、好循環をうむ可能性が高い。サッカーはメンタルスポーツだからなおさらだ。
モウリーニョは本気で"the Invincibles"を狙っているのではないか。
そのために、敢えて90分通して守備的に挑んだのではないか。
「つまらない」は"the Invincibles"になるための手段であるのだ。
僕はそう信じたい。

そうは言ったものの、まだ不可解な点が残る。
後半15分までの60分間を無失点で抑え、残りの30分で勝負を賭けるという戦い方はスタメンから想像できた。ベンチにいてデ・ブライネに交代して出場するのはトーレスとルカクの2選手だったが、僕はルカクの途中交代に疑い余地を抱かなかった。
どうかんがえてもルカクだった。
しかし、モウリーニョはトーレスを選んだ。
簡単に予想できる通り、トーレスはチャンスを作るどころか、簡単なミスを連発し、個人プレーでチャンスを潰し、仕上げに後ろからのタックルでイエローカードの警告を受ける始末だ。30分間の出場にしては「上出来」すぎるだろう。
結果論だから仕方がないが、ルカクならチェルシーが得点する可能性は大きく増していただろう。
また、モウリーニョへの疑問がひとつ増えてしまった。

ユナイテッド戦を迎えるにあたって、注目されていたのはやはりルーニー。
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(画像:Daily Mail)

第一節では途中出場にも関わらず2得点に絡む活躍をみせ、改めて存在感を示してみせた。
またルーニーのチェルシー移籍の可能性が低くなるなか、モイーズはチェルシー戦でルーニーを先発させた。モイーズの明らかなチェルシーに対する警告だろう。もうルーニーは今シーズンはダメだ。
エトーという話が出て来ているくらいだから、もう可能性はゼロに近いだろう。
そんなルーニーは相変わらず素晴らしいパフォーマンスでまた再びファンとチームのハートを掴んだ。
攻守に90分に渡ってあれだけの貢献度を示せる選手は世界に数少ない。
チェルシーは大きな獲物を逃してしまった....。

全体としてユナイテッド相手にほぼ完璧な守備を披露したチェルシー。
しかし、クリーンシートには少しの運も必要だったようだ。
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(画像:Daily Mail)

この画像は明らかにランパードのハンドを示している。
試合開始直後から微妙なジャッジを下していたマーティン・アトキントンだったが、このシーンばかりはチェルシーは彼の微妙なジャッジに救われたとしか言いようがない。

とはいえ、勝ち点1はしっかり奪えたことは好材料だろう。
しかし、今夜改めて判明したことは、トーレスではシーズンは闘えないということ。
エトーを獲得するのか、もしその場合に放出されるストライカーはトーレスなのか、デンバ・バなのか。
スパーズ移籍間近のウィリアンを£30millionで奪ってみせたチェルシーだが、あと5日ほど移籍マーケットはオープンしているが、今週一杯はチェルシーに動きがありそうだ。





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