崩壊への第一歩 [日記]

スパーズの監督に就任したアンドレ・ビラス=ボアスことAVB。
彼は名監督......ではなく、やはりトラブルメイカーだ。
なぜなら就任早々モドリッチへの罰金処分を課したからだ。

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(画像:Daily Mail)

ご存知の通り、AVBは昨シーズンチェルシーを無残な程に混乱させ、散々負けを積み重ねていった挙げ句の果てにクビにされた男だ。ポルトでの彼の指導方針は存じ上げないが、チェルシーでの彼のスタイルを見る限り、監督としての資質をつい疑ってしまう。
そんな監督とも呼べそうもないような人材をスパーズはレドナップという偉大な監督の後任として任命してしまったのだ。

僕は以前からAVBはスパーズをも崩壊に追いやるという見解を述べているが、僕のその予想をなぞるかのようにAVBは早速選手との間に荒波を立ててしまった。
その相手はモドリッチ。
http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-2177199/Tottenham-fine-Luka-Modric.html

昨シーズンはチェルシーへの移籍を噂されながらもスパーズに残留したモドリッチ。しかし、スパーズが来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃した今、彼がスパーズに残留する理由はもうなくなってしまった。加えて、ユーロ2012での素晴らしい活躍振りを見ると、やはり彼はトップレベルのクラブチームでチャンピオンズリーグなど世界トップレベルの大会で実力を発揮すべき選手だということが改めて確認できたと思う。

しかし、チェルシーやレアル・マドリードなどとのリンクがずっと噂されている一方で彼はまだ移籍を完了させてはいない。もちろん移籍はしたいだろうが、スパーズ側としてもモドリッチには是非とも残留して欲しいという気持ちは強いだろう。少なくとも形式的には彼はまだスパーズに所属している。

そんななか、モドリッチが練習参加を拒否してしまった。
これは彼が給料を頂いているのみならず、彼に活躍の場を与えたクラブへの冒涜とも呼べるべき行為で、それ自体は許しがたい。
しかし、AVBが下した決断は£80.000という多額すぎる罰金だ。AVBとモドリッチの間に確執ができるのももう時間の問題だろう。誰も多額の罰金を科されて嬉しい気にはならないだろうから。

この決断は少なからずモドリッチのスパーズに残留したいという気持ちを軽薄にしてしまった。
加えて、他のスパーズのチームメイトにもAVBには逆らえないという強いメッセージを発信してしまった。この恐怖政治のような環境で、どのようにして監督と選手間の絆が深まるのだろうか。

AVBの評判は英国では悪くなる一方だ。
僕は大嫌い。
彼が英国でスポットライトを浴びる日は来るのだろうか。
それとも、最悪のキャリアを築いた監督のひとりとして大衆から記憶されるのだろうか。
いずれにせよ、僕は彼が英国フットボール界から早く追放されてほしい。
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