ベニテス采配が功を奏したのか? [日記]

チェルシーが不調からの脱却を遂げるかのように、優勝した2009-10シーズン最終節ウィガン戦以降となる8-0という素晴らしいパフォーマンスを披露した。
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(画像:Daily Mail)

チェルシーのゴールショーは、トーレスの素晴らしいヘディングシュートから始まり、後半ロスタイムのラミレスのゴールで締めくくり、終わってみれば7人がスコアシートに名を連ねる結果となっていた。
ベニテスはトーレスが復活しはじめたこと...というかゴールし始めたことを自分の功績としたいようだが、以前から指摘しているようにポストプレーや裏への動き出しはやはりかつてのトーレスとはかけ離れている。ゴールは評価できるが、やはり全体的にはまだまだ安定感に欠けているというのが僕の印象だ。ベニテスはそれを功績としたいのなら好きにすればいいのだけども。ただ、この試合のトーレスのヘディングシュートは綺麗なシュートだった。このパフォーマンスが持続できればトップコンディションとも呼んでもいいかもしれない。
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(画像:Daily Mail)

また、この試合でプレミアリーグ500試合先発出場という節目の試合で素晴らしいミドルシュートを決めてみせたランパードはやはり別格だった。
ダヴィド・ルイースのプレミアリーグでのボランチ初先発起用だったが、しっかり中盤でのバランスを崩さず、隙があれば前線へと飛び出していく。ミドルシュートも打つ。ロングパスでリズムを生み出す。歳をとっても、その独特のプレースタイルでチェルシーの攻撃を牽引してくれた。
すべてにおいてまさに「レジェンド」と呼ばれるに相応しい人物であることを記念となる試合で改めて証明してみせた彼の勝負強さは、やはり唯一無二なのかもしれない。
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(画像:Daily Mail)

また、後半途中からランパードとマタが退くと、ダヴィド・ルイース、ラミレス、ピアソン、オスカーというブラジル人4人+アザールという素晴らしいテクニックを持つ5人の中盤から生み出される攻撃は、約20分という短時間で4つのゴールを奪う破壊力を見せてくれた。
特にプレミアリーグデビューを飾った18歳のピアソンはPKは失敗してしまったものの鋭いパスやドリブルで存分にそのポテンシャルを見せてくれた。最近の報道によると、いろいろとフラストレーションがたまっていたようだが、最高の形でそのフラストレーションを発散してくれたと思う。
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(画像:Daily Mail)

2試合連続で素晴らしいパフォーマンスをみせてくれたチェルシー。
しかし、トーレスの連続ゴールにしろ、2試合連続の大勝にしろ、これをすべてベニテスの采配によるものだと断定するのは早計なのかもしれない。
前にもブログで述べた通り、今のチェルシーは若いのできっかけさえあれば自信を持ち素晴らしいサッカーを披露できる。しかし、一度自信を失うと不振から脱却するのに時間を要するチームとなる。これがサッカーがメンタルスポーツだといわれる所以だし、チェルシーの新体制チームはそれほど脆弱なのだと思う。
また、この試合のアストン・ヴィラのパフォーマンスは酷かった。パスミス、チェルシーに与えるスペース、1対1の弱さなど、全くいいところがなかった。頼みの綱のベンテケもうまくボールを受けることができず、何度もオフサイドにかかっており、全く良さを発揮できていなかった。キーパーのブザンは素晴らしかったけれどもw
だからチェルシーはよかったのは間違いないけれども、ヴィラが酷かったという事実なしには8-0という結果には結びつかなかっただろう。
しかし、チェルシーが勢いに乗ってきたことに異論を述べるひとは少ないと思う。
年末の連戦を前にこのコンディションに戻れたことはとてもラッキーだ。
あとは連勝して、ユナイテッドとの勝ち点差を縮めていくのみ。
昔に諦めてしまってはいたが、まだチェルシーのタイトル奪還の可能性は少し残っているのかもしれない。

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