"No Van Persi, No Goal" [日記]

"No Van Persi, No Goal"。
こんな面白い見出しで記事を綴ったのはタブロイド紙のSun紙だっただろうか。
チェルシーファンの僕からすると、思わず「うまい!」と言ってしまいそうな見出しだが、アーセナルファンにとっては笑いたくても笑えないのが本音だろう。

その理由は昨シーズンの攻撃の核であったファン・ペルシー、ソングを欠いたアーセナルはもうすっかり勢いを失ってしまった。
攻撃にリズムがないばかりか、不用意なパスミスからカウンターを食らう場面が多々みられる。
そんな困難な状況をも打開してくれていたファン・ペルシーは遥かかなたのユナイテッドへ。
誰がこの状況を打開するのか、誰にも見当はつかない。
フラストレーションが溜まったサポーターからはこんなプラカードも。
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(画像:Daily Mail)
訳してみれば「アーセン(ヴェンゲル)はおそらくマンチェスターで最高のスカウトだ」というところ。
この訳はアーセナルが近年は当たり前のようにマンチェスターへと選手を「送り出している」ことにある。
始まりは誰だっただろう。思い出せない。
でも今のシティを見てみれば、コロ・トゥーレ、クリシー、ナスリの3人、ユナイテッドにはファン・ペルシーとどの選手をとってもかつてはアーセナルで中心的役割を果たした選手だ。他にもソング、ファブレガスなど多くの中心選手がたったの2-3年の間に去った。
彼らはただタイトルが欲しかった。
アーセナルではそのタイトル獲得の可能性があまりにも低すぎた。
だから彼らはアーセナルを去った。

アーセナルを去った彼らを「お金目当て」と批判するサポーターも数多くいるみたいだ。
それはある程度的を得ているかもしれない。
ただ、サッカー選手である以上、高い目標を持ち、高いレベルでプレーし、その結果としてタイトルを獲得することを目指すことは当然である。
それができないと思ったならば、そのクラブを去るのは理解できる。
そして、彼らの門出を祝い、彼らのこれまでのクラブへの貢献を讃え、更なる活躍を祈るのが本来のサポーターのあるべき姿だと思うのだが、選手を批判するサポーターのモラルの方が崩壊しているというのはいかなるものか。

アーセナルの抱える問題はとても深刻。
ただ、ユナイテッドと同様にそれでも毎シーズンのようにトップ4入りを果たして来たのがアーセナルだ。ヴェンゲルがおそらくどうにかしてチームを正しい道へと導くのだろうが、果たして今シーズンはそれがどのようになるのかはとても注目だ。

きょうのストーク戦を見る限り、アーセナルが直面する問題はかなり深刻そうだ。
"No Van Persi, No Goal"という言葉はもう暫くは目にすることになるかもしれない。



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