チェルシーの問題はまだ解決していない。 [日記]

昨夜ノアシェランを6-1で下した勝利はベニテス就任後初勝利となっただけでなく、トーレスの2得点も見られたなど、CL敗退にも関わらずポジティブに受け止められているかもしれない。

しかし、僕はチェルシーの問題は全く解決したとは思ってはいない。
いつからこんなに悲観的になってしまったのだろうと自分でも不思議なくらいだが、きのうの試合の内容で満足しているようであれば、チェルシーは優勝争いに再び食い込むことは不可能だ。
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(画像:Telegraph)

なぜ、僕はこんなに悲観的なのか。
その理由はチェルシーの得点パターンだ。
6点中、4点はカウンター(というか相手のミス)から、1点はフリーキックから、1点はPKからと、ベニテスが貫こうとしているサイド攻撃からの得点が1点もなかったからだ。
あれだけクロスいれてるのにも関わらずだ。
加えて、ボランチを2枚(ロメウとラミレス)も置いているにも関わらず、チェルシーの攻撃パターンと言えば、ディフェンスからトーレスをターゲットにしたロングボールという単調な攻撃が目立っていた。だからマタやアザール、モーゼズがボールを保持していてもあまりボランチ2枚との連携がなかったし、やはり「攻撃」と「守備」という役割分担が明確に分けられているようで、攻撃の柔軟性は期待するほどではなかった。

相手も相手だ。
プレミアリーグのここ最近の試合をしっかり分析していれば、ディフェンスラインをしっかり下げて守っていればチェルシーはもがき苦しむのは確実なのに、敢えてディフェンスラインを上げてトーレスに裏に走るスペースを許していた。トーレスの1点目はその典型的な例だろう。
その上にたくさんミスをしてくれて、チェルシーがカウンターをしやすい環境をつくってくれた。
そんなチーム相手に6点奪ったからといっても別になにも誇らしくない。
6点穫ったものの、チェルシーが目指すべきサッカーとはまだまだかけ離れたものだ。



でもそんななかでもよい点はあった。
最近あまり見られなかったアザールとトーレスの連携がその一つ。
トーレスの2点目はしっかりトーレスとアザールのタイミングがトップスピードで合ったことから産まれた得点だったので、(練習みたいだったけど)とても見れてよかった。

そして、最後20分程初めてダヴィド・ルイースのボランチも観ることが出来た。
先ほど指摘したボランチと前4人との連携の希薄さは、ダヴィド・ルイースがボランチに入ったことでかなりよくなった気がする。
彼が繰り出す鋭い前線へのパスと後ろを顧みないインターセプトは、ボランチで起用されてこそ活きるものではないかと改めて感じた。
彼のボールポゼッション能力もチェルシーの中盤に安定をもたらしてくれるかもしれない。
センターバックのダヴィド・ルイースは嫌いだが、ボランチなら好きになれるかもしれない。


ベニテス体制で(相手がへなちょこだったが)とりあえず一つ勝ちを収めたことでやっと新体制が発信したという感じになったかもしれない。
ただ、次はアウェーのサンダーランド戦。
ノアシェランのようなアマチュアサッカーではない。
今週末は更にボランチと前線の選手との連携の増加に期待し、今度こそはプレミアリーグでベニテス体制初勝利をもぎとってほしい。

ちなみに、僕はサンダーランド戦はスタンドで観戦予定です。
友人とともにダヴィド・ルイースになりきるつもりなのでテレビに映る可能性もw
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