日本で何を得たのか。 [日記]

チェルシーはコリンチャンス相手にクラブW杯の決勝の舞台で敗北を喫し、準優勝に終わった。
article-2248946-168A58AF000005DC-438_634x469.jpg
(画像:Daily Mail)
やはり南米王者レベルにもなると、サッカーの質もそうだし個人の技術も素晴らしかった。
得点シーンなんかテクニックを存分にみせつけられた感じがしたなぁ。
いやー彼らは間違いなく優勝に値するサッカーを披露していたと思う。

一方チェルシーといえば、もういいとこなしもいい加減にしろと言いたい程だった。
article-2249002-168A7B25000005DC-130_634x423.jpg
(画像;Daily Mail)
準決勝からダヴィド・ルイースをセンターバックに戻したり、モーゼズを先発起用したりと数カ所選手の配置を変更して挑んだチェルシーだったが、そのサッカーが機能していないのは誰の目からしても明らかだったのではないか。

モーゼズは望みの無いクロスをペナルティエリア内に放り込むだけの単調な動きだし、頼みの綱のアザールとマタ、ランパードも強いプレッシャーのなかでうまくパスサッカーを披露できていなかった。
トーレスはコメントに値しないくらい酷い内容だったし、BBCの解説者からは"Oh dear"や"Where is he going?"など一流ストライカーのプレーからはうまれるべきではない言葉が幾度も聴こえた。
article-2249002-168A8CD9000005DC-989_634x439.jpg
ラミレスは守備的には頑張っていたが、やはり効果的なパスを前線に供給することはできず、単調なサッカーの一因となっていた。

そんなサッカーを打開できる術を持つのは監督の采配能力のみ......だったのだが、
やはりアブラモビッチからの圧力があるのか、ベニテスはトーレスを90分間起用し続け、オスカーを投入したのも後半残り20分の時点だった。
リバプール時代のベニテスは能力の高い監督だと思っていたが、彼は変わってしまったのか、それともただアブラモビッチの強権支配がよく皮肉を交えて例えられる「ロマン・エンパイアー」のもとで腐ってしまったのか。いずれにせよ、僕が以前記述した通り、今のチェルシーの慢性的な問題は監督交代でどうにかなる問題ではないのだ。


疲れもあったのか、パスサッカーで攻めるべきチェルシーが彼ららしくないロングボールだらけの全く評価するに値しないサッカーに終始し、正直クラブW杯の舞台でヨーロッパ王者という名を汚してしまう試合内容だったといってしまっても過言ではないように思える。
そうすると、結局チェルシーは強行スケジュールでライバルがプレミアリーグで順当に勝ちを収めるなか、遠く離れた日本で何を得たのか。
僕にはダヴィド・ルイースのボランチ起用というオプションを現実的に手に入れたことしか思い浮かばない。そして、以前以上に疲労が溜まってしまっただけだ。
水曜日の夜に、リーグカップのリーズ戦を迎えるチェルシーだが、幾度ものジャイアント・キリングを達成してきたリーズといいところなしの現状のチェルシーなだけに、また新たなジャイアント・キリングが歴史に刻まれないといいのだが。。

この状況をどうやったら打開できるのか。
選手たちは今回の屈辱的な敗北、そして持続する不調からどうやって抜け出すのか。
それを確かめるにはもうしばらくチェルシーを見守る必要があるかもしれない。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。