反ベニテス感情はおさまった訳ではない。 [日記]

ウエストブロム相手にホームでなんとか1-0で勝つことができた。
サポーターのブーイングも大方の予想に反してそれほどひどくなく、そして負けたらベニテスがほぼ確実に解任されるだろうという願望というか予想も勝利によってかき消された。
しかし、サポーターのベニテスに対する怒りがおさまったわけではない。

ベニテスの解任を求めるプラカードやバナーの数は増えているように思えた。
数える術はないのであくまでもみた感じではあるが。
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(画像:Daily Mail)

ブーイングしてはただでさえ酷いチーム状況が更に悪化することを恐れたのだろう。
ベニテスに対するチャントが続いているかどうかは僕は確認できなかったのだが、
もしきょう確認されなかったとしてもチェルシーが波に乗り始めるとまた始まる可能性は高い。
きょうのサポーターの態度は決してベニテスを支持するものではなく、チーム状況の好転を願ってのものだ。
ということで、選手へのサポートと反ベニテス感情を明確に示してみせたファンの態度はとても賢明だったと思う。ベニテスは自分の立場をわきまえて、先日のようにサポーターを公共の場であのように二度と批判するべきではない。そして彼がチームを乱しているのだと自覚すべきだ。



さて、試合の内容に話を戻すと、サッカーの面白さとしてはベニテス就任以後のなかでもトップ3に入るものだったとおもう。
なぜそこまでチェルシーのサッカーがよくなったかというと、オスカーのトップ下起用が大きいのだと思う。
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(画像:Daily Mail)
彼自身結局ゴールを決めることはできなかったが、随所にデンバ・バのまわりでチャンスを作り出していた。普段はマタがトップ下にはいるシステムが多かった。しかし、マタは決してデンバ・バを追い越すタイプではなく、少し引いてパスを出すタイプの選手だ。だから、守る側としては慣れれば守りやすく、カウンターをしやすい攻撃となっていたとおもう。
一方で、今日はオスカーがトップ下に入ったことでターゲットのデンバ・バがレイオフする役目を見事に果たせていた。だから、サイド攻撃もより効果的になっていたし、なによりも攻撃のバリエーションが増えたサッカーになっていた。

守備面においても、ランパードとラミレスがしっかりとバランスをとり、相手のチャンスをしっかりと潰せていた。保守的ながらも、しっかりとおもしろいサッカーをチェルシーはプレーする事ができるのだ。アンチェロッティ時代のチェルシーを少し思い出した試合でもあった。
得点もしっかりデンバ・バが決めてくれて文句なし。
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(画像;Daily Mail)

この状態を維持できれば、トップ3はおそらく守れるだろうし、うまく行けばヨーロッパカップのタイトルも目指せるかもしれない。ベニテスの獲得タイトルがひとつ増えるのは気が進まないが、それでもチェルシーのこの悲惨なシーズンを救うためにはそれほどのタイトルが必要だ。FA杯でのユナイテッド戦もある。どのチームも強豪だらけなだけに油断はできないが、チェルシーはどのチームとも対等に闘える力はある。その力をうまく使うか使わないかで内容は大きく変わってしまうが、暫定監督が自らのキャリアのためにも少しはいい仕事をしてくれることを今は祈りしか無いのかもしれない。
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