"200th" [日記]

前半戦ではアプトン・パークで敗北を喫したチェルシーだが、スタンフォード・ブリッジではウエスト・ハム相手に手堅く勝利を収めた。
フラム相手に黒星のスパーズを抜きチェルシーは3位に躍り出たのみならず、ランパードがチェルシーでの
200ゴールを達成する素晴らしい一日となった。
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(画像:Daily Mail)

勝利の内容も素晴らしかった。
ダヴィド・ルイースが「上手に」こけてアンディ・キャロルの同点ゴールを阻止したラッキーな場面などもあったが、概してチェルシーのサッカーはエンターテイニングだった。
やはりそのサッカーを作り出していたのが、中盤のアザール、マタ、ランパードの3人。
プレースタイルはそれぞれ異なるが、各々が自らの良さを最大限に引き出し合い、それがチェルシーの中盤をアンストッパブルなものにしていた。
また、得点には至らなかったものの彼らの動きに応じてデンバ・バが前線のスペースに鋭い動き出しをするので、各場面でパス、ドリブル、シュートという多様なオプションが生み出されていた。
アザールの2点目はそんなチェルシーのサッカーの象徴だったのではないかとおもう。
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(画像:Daily Mail)

そして、やはり欠かせないのはランパード。
プレーにおいてもメンタル面においても、長年チェルシーを支え続けてきた男が遂に200ゴールという大台に達した。ボビー・タンブリングの歴代最多の202ゴールまであと2ゴール。
200ゴール達成自体でもとても素晴らしいが、今の彼ならまだまだ得点できる。
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(画像:Daily Mail)
そして、やはり彼の存在感が高まるたびに出てくるのがこのバナーだ。
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(画像:Daily Mail)
まだ時間はあるだけに、チェルシーがこのレジェンドにどのような手段で敬意を表するのか見守る必要はまだある。

また、ランパードの200ゴールを記念してDaily Mail紙がランパードのゴールのベスト10をランキング形式で紹介していたのがとてもおもしろかった。
http://www.dailymail.co.uk/sport/football/article-2282976/Frank-Lampard-scores-200th-Chelsea-goal.html
僕にとってとても印象的なゴールはチャンピオンズリーグ・セミファイナルのPK。

母が他界した直後のゲームで精神的に不安定であったにも関わらず出場を決意したランパードだったが、彼がゴール後にこれほど感情的になっている姿は本当に稀であるとおもう。
難しいときでも、これほどの集中力を維持できるランパードの人間性、サッカー選手としてのプロフェッショナリズムなどが伺えるゴールだった。

ランパードのチェルシー最多ゴール記録の更新は時間の問題かもしれない。
ただ、彼にそんな甘い考えは無い。
一試合一試合、常に100%を出し続ける。
ゴールはその延長でしかない。
こんなことを考えるとますますチェルシーがなぜ彼との契約延長をしないのかと疑問に思えてくるのだが、それはあまり考えないようにしよう。
問題が多いチェルシーだが、久しぶりに素晴らしいニュースをランパードが提供してくれた試合だった。

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